吾輩は悩むのが趣味である

悩みが尽きない人々に読んでいただきたいのです

性的消費について考えてみた

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タイツで炎上

タイツが燃えている。と言ってもリアルなタイツではなく、アツギという企業が展開しようとしてたタイツのPRが炎上しているのだ。
おっさんの私は初耳だったのだが、11/2は「タイツの日」に認定されているらしい。まったく知らなかった。いったいどこで周知されていたのか。

存在すら認識していなかった企業の展開するPR。しかも商品は女性向けなので、ニュースになって初めて知る事態である。私のようなおっさんでさえ「アツギ」という社名を覚えたのだ。認知拡大としては大成功のような気もするし、おっさんに覚えられても企業的にメリットが無いということであれば失敗なのかもしれない。とにかく社名の垂れ流しであることに変わりはない。

さて、様々なメディアから記事が出ているが、報道内容を読むと「性的消費」という言葉が目に付く。

news.yahoo.co.jp


「性的消費」

四文字熟語のようで熟語ではない。
何となく知っているようで実はよく分かっていない言葉だ。
そのまま解釈すると「性を消費する」という意味になる。何だかモヤモヤする。なんだろう。「性」はそのままセクシャルな意味だろう。私は50年ほど男をやっている。「性」のイメージは鮮明に描ける。問題は「消費」のほうだ。「使う」という意味だとは思うが、「消費」には刹那的な響きを感じる。

というわけで調べてみた。

デジタル大辞泉によると以下のような解説であった。

1 使ってなくすこと。金銭・物質・エネルギー・時間などについていう。「ガスを消費する」「消費電力」
2 人が欲望を満たすために、財貨・サービスを使うこと。「個人消費

消費とは - コトバンク


この定義に照らすと「性的消費」とは、「性を使ってなくすこと」「欲望を満たすために財貨・サービスを使うこと」になると思われる。
今回の炎上騒動の文脈では「欲望を満たすために性を使い、ひいては性が無くなる」という合わせ技の意味になりそうだ。そこはかとなく刹那的で後ろ向きなニュアンスが漂う。


ポジティブに考えたい

このままでは「消費」のニュアンスに引きずられて「性的」までネガティブな印象になりかねない。それは私の本意ではないし、世間の男性陣の本意でもないだろう。

「性的」をポジティブにしたい!

と、悩んでいた私の脳裏に一つの突破口が浮かんだ。
「反対語」を調べてみよう。thesaurus.weblio.jp

 
「消費」の反対は「生産」だった。

「性的生産」。

何だか前向きだ。
人類の営みというか、すごく宇宙を感じる。
人口増加、市場拡大的な。

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シンプルに考えると出産ということになるだろうが、今は21世紀。年号は令和である。出産以外の性的生産もあるはずだ。

どうも出産以外の「性的」が、一括りに「性的消費」にカテゴライズされている気がする。うーん、何だかモヤモヤするが、上手い具合に「性的生産」の概念をまとめられない。性行為からクリエイティブな何かが産まれてもいいじゃないか。

ええじゃないか!
ええじゃないか!
ええじゃないか!

ja.wikipedia.org


そうか!世直しか!
性的に世直し!

自分が何を言っているのか分からなくなってきた。
少し疲れているな。

やはり今日も悩みは尽きないのであった。